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 SF/Jコラム第1弾 「宇宙旅行の今を語る!」


Manager Hirai
いよいよ宇宙観光旅行ポータルサイトSF/JがOPENしました。これから、みなさんに宇宙旅行に関する様々な情報をお伝えしていけたらと思っています。よろしくお願いします。毎月、その月のNEWSを中心に宇宙旅行に関する現状をSF/Jメンバーのトークでわかりやすくお伝えするSF/Jコラムをお送りします。SF/Jコラム第1弾として「宇宙旅行の今」と題して、現状についてお話します。


Manager Hirai
みなさんはどんなきっかけでSF/Jに参加していますか?

スタッフ Zebra
きっかけはコリンズ教授の論文を読み、本当のことを知ったことですね。
私は宇宙開発関係の仕事をしているのですが、会社に入りたての頃は宇宙に対し夢や憧れを持っていました、長く会社にいるとマンネリ化して与えられた仕事をこなすのに精一杯で仕事に追われる毎日になり、いつの間にか入社時の宇宙に対する夢や憧れといったものはなくなってしまうんですよ。
仕事が一段落したところでふと考えてみると最近少しやりがいをなくしていることに気づき「このままではいけない、何か新しいことをやろう。」と思っていろいろ探しているうちに同僚が「宇宙旅行はどうか?」と言ってきたのです。
私は、はじめ「宇宙旅行」ときいて「そんなの夢物語でムリムリ、何を馬鹿なことを言ってんだ?もっと現実的になれ。」と思っていたのです。

Manager Hirai
多くの人は最初はそう思われるかもしれませんね。

スタッフ Zebra
はい、そうかも。でも私は実は宇宙旅行自体には非常に興味はあったので、いろいろ調べてみたところ、「馬鹿は自分で、宇宙旅行は現実的であるのに、自分が何も知らないだけだ!」ということに気づかされました。
それを決定づけたのがコリンズ教授の論文と宇宙未来.comで、まさに運命的な出会いでした。
そして「宇宙旅行は人々のためになり、自分が宇宙旅行実現に少しでも貢献できたらどんなにかすばらしいだろう。」と本気で思うようになり、今では「自分の夢」になっています。
そしてどうせやるなら自分を奮い立たせ、業界で有名なコリンズ教授の元でと思い、SF/Jでコリンズ教授のお手伝いをしています。
私はSF/Jの活動に当たって、宇宙旅行を実現したいと思っているはたくさんいて、本当のことを知らないだけで、現状を知ったら私のような気持ちになる人はたくさんいると思っています。そのため人々に「宇宙旅行は夢ではなく現実のものである」ことを伝えていければと思っています。
そして何より宇宙旅行の実現は絶対可能であることを信じています。

Manager Hirai
宇宙旅行の実現性を知ってもらえれば、きっとこのような方は増えてくると思いますよ。

スタッフ Nereus
私は理系の学生のくせに若い頃から新しい技術とビジネスの両方に興味がありました。学生時代にはインターネットが普及し始めた当初、まだ日本版Yahooすら立ち上がっていなかった頃、インターネット販売などを企画するなどしていました。
そんな私が宇宙業界に目をつけたのは、宇宙が幼い頃から好きだったことと、21世紀の新しいビジネス市場としてすでに開拓されているIT業界よりもいまだ開拓されていない宇宙分野に何かチャンスは無いのかと思ったからです。

Manager Hirai
宇宙を次の時代のフロンティアと考えていたのですね。

スタッフ Nereus
はい、 その思いから宇宙開発関連会社に就職したのですが、 現在の宇宙業界の現実は、国から公共事業のようにもらった仕事をこなすのみでした。
そこには宇宙技術を吸収できるチャンスはありましたが、民間で宇宙の新しいビジネスを開拓していくチャンスは感じられませんでした。
宇宙事業は国の政策ありき、これが常識の世界でした。 これは民間宇宙事業の拡大を夢見ていた私にとっては物足りないものでした。
そんな時、仕事が一段落して次の目標を考え、民間でできる宇宙事業は無いか?会社の同僚らと話しあう機会があったのです。
当初は衛星に関する事業のアイデアがほとんどでした。ITと衛星を結びつけた最近の宇宙業界では流行の事業などです。
しかし、これまで携わってきた衛星関連の仕事に実はそれほど大きな需要や魅力が感じられませんでした。
そんな時、偶然に「宇宙旅行」というキーワードに行き着きました。
最初は有人の宇宙産業をやることなど、実現性のビジネスとしてはあまりにもかけ離れていると感じていました。
しかし、コリンズ教授の論文を読み、X-PRIZEなど世界の様子を知るにつれ時代が動き始めているのを感じました。
「もしかしたら、これこそが自分が求めていたものになるかもしれない。」
そんな予感がして同僚にこのキーワードを紹介したら、みんなも乗ってきました。みんなで調べようということになったのです。

宇宙旅行のことを知るうちに、この予感が今や確信に変わっています。
私が好きな本の1つに「ユダヤ人大富豪の教え」(著者:本田健)という本があります。
この本の中のメッセージに「本当に自分のやりたいことをとことんやることが一番幸せなことだ。」という言葉があります。
私にとって、本当にやりたかったことは宇宙産業の時代の最前線で活躍することです。
私の夢の答えが宇宙旅行事業の推進することで得られるだろうと信じています。

Manager Hirai
実は、IT事業で成功した実業家達が最近はこぞって宇宙事業に乗り出そうとしています。IT業界の風雲時イーロン・マスクはロケットビジネスに乗り出し、マイクロソフトの創設者の一人、ポール・ アレンはX-PRIZEの1チームへ出資を行っています。ITビジネスに着目していたような人たちは常に新しいものに挑戦していく資質をもっているようですね。

スタッフ Nereus
IIT業界の最前線にいた人は鼻が利きますからね。すばらしいことですが、同時にライバルでもあるので気が抜けません(笑)

Manager Hirai
みんな、それぞれの思いがあってSF/Jに参加してるんですね。私にとってもコリンズ教授との出会いは決定的なものでした。開眼したといったところでしょうか。「一人でも多くの人にコリンズ教授とお話してもらいたい。」いつもそう考えています。とにかく宇宙旅行実現に向けて力をあわせてがんばりましょう。
それでは、最近のNEWSについてお話しましょう。

スタッフ Nereus
最近のNEWSといえば、歴史的な出来事がありましたね。

スタッフ Zebra

SpaceShipOneのことですよね?あれは感動的でしたよね。M&Mチョコレートがふわふわ浮いているのいて宇宙を実感できました。M&Mチョコレートを浮かせるなんてマイク・メルビル氏はおもしろいことを考えますね。

Manager Hirai
そう、それ。6月21日にアメリカのマイク・メルビル氏がSpaceShipOneにより民間による初めての有人宇宙飛行を行いました。この飛行機のような乗り物はアメリカのベンチャー・航空機会社であるスケールド・コンポジッツ社のバート・ルータン氏がマイクロソフト社の共同設立者ポール・アレン氏の資金的支援をもとに開発しました。これは、宇宙飛行といっても100kmの準軌道飛行ですが、歴史的な出来事ですよ。

スタッフ Nereus
そうですよね。SpaceShipOneはX-PRIZEに挑戦していますよね。X-PRIZEは1900年初期の航空業界の発展に大きく貢献した賞金レースのオルティグ賞と同じような役割を果たすと言われていますよね。オルティグ賞をかけたレースはあの有名なニューヨーク〜パリまでの大西洋無着陸横断飛行を行ったチャールズリンドバーグが獲得したのですよ。リンドバーグと言えばライト兄弟とならんで航空史に名を刻んだ人ですよ。すごい!
最初は誰もリンドバーグが成功できるなんて思っていなかったみたいです。でも、彼はやり遂げて航空時代の幕開けとなりました。
そう考えると、SpaceShipOneの飛行はまさに宇宙旅行史に残る出来事で、宇宙旅行時代のみならず宇宙産業時代の扉を開いたことになるのではないでしょうか?

スタッフ Zebra
リンドバーグの飛行は映画「翼よ、あれがパリの灯だ!」で見ましたが、相当な盛り上がりのようでしたよね。でも、今回のSpaceShipOneの飛行はその頃よりはちょっと盛り上がりに欠けるように思いましたが・・・。

Manager Hirai
日本における報道ではそんな感じですね。現地アメリカはかなり盛り上がってはいたと聞いていますが、でもまだまだ人々の関心が弱いように感じます。これではダメですね。人々に今回の出来事の歴史的な意義をお伝えし、理解してもらうように我々ががんばって盛り上げていきたいですね。

スタッフ Zebra
SpaceShipOneの飛行の歴史的な意義は、今まで政府でしかできないと思われていた宇宙機開発を民間で実現したことにより、宇宙機開発が民間レベルで実現できることを証明したことです。それは宇宙旅行の可能性をぐっと近づけ宇宙旅行を民間ビジネスとして行う「宇宙旅行の扉を開いた。」ことにあると思います。これからX-RIZE参加チームをはじめとした様々な民間企業が宇宙旅行ビジネスを自分たちの手で作り出していくようになると、ますますの発展があり、宇宙旅行の実現を早めるのではないでしょうか?今回の飛行は「政府の殻をやぶり、自分たちで実現するために立ち上がるきっかけ」であり、その意味は非常に大きいと思います。

Manager Hirai
まさに、そのとおりですね。日本の報道でも、「宇宙旅行が身近で現実のものになった」というとらえ方がされています。報道ステーションでも司会の古館さんが「宇宙で実況したい。」と本気で言っていましたよ。

スタッフ Zebra
そうでしたね。私も見ました。あのような有名人がもっと興味をもってくれて、どんどん宣伝してくれたらいいのですがね。コリンズ教授も目覚ましテレビに出てましたね。もっと出てほしい!

スタッフ Nereus
ところで、今回のSpaceShipOneの飛行はテストでX-PRIZE挑戦本番ではないんですよね。X-PRIZEは民間による準軌再使用宇宙機の開発促進のため「政府の力をかりずに高度100kmの準軌道に3人を連れて行き無事に帰ってくることを2週間以内に繰り返すこと。成功した最初のチームに1000万ドルの賞金を出す。」というものですので、今回の飛行はパイロット1人なので、これに当たりませんね。X-PRIZEには現在、アメリカ、ロシア、カナダ、イギリスなど世界中からの民間チームが参加しています。非常におもしろいもので、いろんなアイデアで挑戦しているようです。
次の本番では、日本からたくさんのツアー見学がくるとか、大盛況になるといいです。
SF/Jでも今回X-PRIZEを特集していますね。

スタッフ Zebra
そのことなのですが、いよいよSpaceShipOneのX-PRIZE挑戦本番の日が正式に発表されましたよ。最初の飛行は9月29日です。X-PRIZE本番は2週間で2回の飛行が必要なので、順調に行けば、遅くても10月13日までには2回目の飛行が行われることになると思います。3回飛ぶという話も出ていますね。

スタッフ Nereus
そのようですね。X-PRIZEルールでは3人あるいはそれ相当の重量を乗せて飛行することになっておりますが、おそらく今度の2回の飛行では初めての「宇宙旅行乗客」が誕生するのではないでしょうかね。そしてもちろん賞金も手にする事になりますよね。ほんと、いよいよって感じです。

Manager Hirai
そう簡単ではありませんよ。実は独走と思われていたSpaceShipOneに対抗するチームがいるんですよ。カナダのダビンチ・プロジェクトチームのWild Fireです。このチームはSpaceShipOneとはまったく違った方法で気球を使った方法によりロケットを打ち上げると言うユニークな方法で挑戦しています。また、このチームはボランティアの集まりで活動しており、資金もSpaceShipOneよりはるかに安いものです。


スタッフ Zebra

ところで、ダビンチチーム(Wild Fire)の X-PRIZE本番はいつですか?

Manager Hirai
ダビンチチームのX-PRIZE本番は10月2日に決定しています。

スタッフ Nereus
そうすると、X-PRIZEの勝負は本当にわからなくなりますね。面白くなってきました。1回目の飛行はSpaceShipOne(9/29)、Wild Fire(10/2)ですからSpaceShipOneが早いのですが、勝負は2回目がどちらが早いかですね。本当にわからないですよね。今まで順調で優勢に進めてきたSpaceShipOneもうっちゃられるんでかねー。そうなるとけっこうつらいかも・・・


スタッフ Zebra

まあ、どちらが勝つにしろ、当人は非常に大変でしょうが、見てる方にはとても面白い状況になってきましたね。これからはかなり盛り上がるでしょうし、民間宇宙旅行の実現は本当にぐっと近づきますよ。私はSpaceShipOneのファンなのでモハーベにX-PRIZE本番を見に行きたいですよー。

Manager Hirai
私はダビンチを応援しています。ダビンチは資金がないのによくやっているので応援したくなります。

スタッフ Nereus
SpaceShipOneに1000円!


Manager Hirai

賭けじゃないって!(バシッ)

スタッフ Nereus
いたい・・・。

Manager Hirai
とにかくX-PRIZEは1996年から始まっていて期限は2004年、今年の年末まででもう時間がありません。 他のチームはほとんどもう無理でしょうね。でもX-PRIZEは賞金レースですが、本当の勝者はもっと高尚で広い意味で考えられています。本当の勝者とは賞金を獲得するものではなく、「ビジネスとして成功するもの」だとしているのです。そういう意味では、賞金レースは終わっても他のチームもまだまだ勝負はつづき、本当の勝者になれるのです。

スタッフ Zebra
X-PRIZEの 考え方は本当にすばらしいですね。 X-PRIZEはリンドバーグを援助したセントルイスの人たちが協力していますよね。映画「翼よ、あれがパリの灯だ!」にありましたが、大西洋無着陸横断に挑戦したいというリンドバーグを援助したセントルイスの人たちは、ビジネスとしての見返りも考えていましたが、リスクは大きく決定的な思いは「夢にかける」といったものでした。
その意味を込めてリンドバーグの飛行機は「Spirit of St. Louis号」と名付けられています。まさにセントルイスの精神はセントルイス市民によりX-PRIZEに引き継がれていますよ。

スタッフ Nereus
とてもすばらしいことですね。うらやましいくらいです。セントルイス市民になりたい・・・なんて冗談ですが・・・ 日本にも少しでもこのような考え方がほしいですね。これからでもX-PRIZEに参加するような人が現れてくれないかと願っています。
X-PRIZEに様々な国のチームが参加してるのに日本にはないことがとても残念でなりませんでした。自分にお金や能力があればすぐにでも参加するのですが・・・、誰か融資してください・・・、たったの?30億円ぽっちでいいです。(涙)

Manager Hirai
それはちょっと無理ですよ(汗)
とにかく、今回のSpaceShipOneの飛行やX-PRIZEによりで世間が「宇宙旅行は現実にできるのではないか?」と思い始めており、「民間による宇宙旅行時代の扉を開いたこと」は確かです。この雰囲気をどんどん盛り上げていきましょう。いい風が吹いてきました。

Manager Hirai
それではキリがありませんので、X-PRIZEはこの辺にして次にSF/Jの主張について話しましょうか。

スタッフ Zebra
宇宙旅行の実現に向けての一番の強みはやはりニーズ(需要)だと思います。基本的に人は潜在的に宇宙が好きで憧れを持っていると思います。そのことは実際にコリンズ教授のアンケート調査やペプシの準軌道旅行応募により確認されています。潜在的なニーズがあるということは満足するサービスが提供できればビジネスになるということです。ビジネスになるということは投資する人がいるということで、投資により宇宙旅行の実現は加速され早まります。非常に大きな強みです。でも、潜在的にはニーズがあるのですが、どうも現実のものとしてとらえられていないような気がします。

スタッフ Nereus
でも、今回のSpaceShipOneの飛行により現実のものとして考えられ始めてきていると思いますよ。これからはきっと変わりますよ。

Manager Hirai
そうですね。宇宙旅行時代が到来するかもしれません。

スタッフ Nereus
宇宙旅行は潜在的なニーズがある分野ですから、あとはそれをどうやって現実にしていくかそれを考えていくことが重要だと思っています。
宇宙観光旅行ビジネスという方向は間違っていません。スペースシップワンの設計者バート・ルータン氏が言うように道は険しいですが、必ず成功すると信じています。

Manager Hirai
SF/Jでは再使用型宇宙旅客機の開発の必要性を主張していますが、この辺はどうですか?

スタッフ Nereus
宇宙観光旅行は何度も繰り返し往復するためにも再利用型は必要ですね。宇宙に人をおいてくるわけにはいきませんから片道というわけにはいきません。
また、同じ宇宙機を何度も繰り返して使わないと、現在のロケットのような方法では、一般の人が手が届くような旅費にはなりませんよ。宇宙へ行きたいというニーズがあっても旅費が高くては現実的ではありませんねー。
人を運ぶ以外の宇宙に宇宙ホテルや太陽光発電などの巨大な建造物を建築することを考えても宇宙輸送には輸送コストを削減できる再使用型宇宙機が必要です。
現在の宇宙開発においても打ち上げ費用(宇宙輸送費用)がネックです。逆に言えば、輸送コストを下げることで宇宙産業が大きく発展できるのではないでしょうか。
実際使い捨ては非常にもったいないです。最近のエコロジーブームとも反しますね(笑)
地球環境的に考えてあれだけ値段も高くて、巨大なものを平気で使い捨てていることが私には信じられません。宇宙産業の発展の為にも何よりも解決しなければならない課題の1つじゃないでしょうか?

スタッフ Zebra
今までは宇宙旅行もやろうとしてないので、繰り返して打ち上げるだけのニーズがなかったからだと思います。これからは違いますね。ニーズはあるのですから。開発としての最重要課題だと思います。それと、再利用型のメリットは安全性の確保です。航空機は何度も繰り返し飛行することにより、データを取得し、改良を加え安全性を確保してきました。飛行機が出始めた頃はまだ実績がなく、飛行機は危険という認識がありました。今では飛行機の安全性はかなりのレベルで確保しており、それを実績として示しています。飛行機は危険だから乗らないという人はほとんどいないと思います。実績が認識を変えてきたいい例だと思います。

Manager Hirai
そうですね。航空機と同じように繰り返し飛ぶことが安全性の向上につながることは確かです。再使用型についてですが、私は「再使用型」という言葉にちょっと違和感を感じます。航空機のことを再使用型とは言いませんよね。宇宙旅客機だって同じだと思うんですよね。宇宙旅客機には今までのロケットのイメージが強くあるので再使用型という言葉を使っていますが、早くそれがなくなり、繰り返し使うことが当たり前の乗り物として宇宙旅客機を考えられるようにする必要がありますね。

スタッフ Nereus
そうですよ。宇宙旅行に対して「本当に安全なのか?」ということを思っている人が多くいて心配していると思います。現在の飛行機のように「宇宙に行く通常の乗り物」になればこの問題もだんだんとクリアされていくと思いますよ。だって宇宙は空の延長で高度100kmは宇宙なのですから、今の航空機に乗る感じで高度100km以上を飛べばいいだけと考えればいいのですから、本当に航空機と同じようになれば問題ないですよ。

スタッフ Zebra
そのためには快適性やサービスなども同じようになっていく必要があるでしょうね。宇宙旅客機の乗務員(スペースコンダクター)が必要になり、様々なサービスが出てくるでしょうね。これもまた楽しみです。
また、人体に与える影響についても宇宙環境という特別な環境のため、異なることになりますが、宇宙環境に対する医学的な研究もされており、私も心配している宇宙酔いなども薬があるようで安心です。

Manager Hirai

再使用型によってコスト削減や安全性確保になるのですから、これはとても大事だということですね。
次は重要な課題である開発コストの資金調達についてです。

スタッフ Zebra

私はお金はありませんので、時間とパワーを投資するしかできません。資金調達に関しては、企業や投資家の方にお願いするしかありません。自分ではどうすることもできずに苦しい問題です。宇宙旅行のすばらしさとビジネス性をお伝えすることくらいしかできないのです。

スタッフ Nereus
資金調達ができないと宇宙旅行の実現は不可能だと思います。これまでの宇宙開発は政府がお金を出しての開発でした。
新しい事業を始めるときは国から支援してくれるとありがたいのですが、現在の状況は有人の宇宙開発時代が難しい状況です。
しかし、国に頼るだけでなく今こそ民間の力で実現する時だとも思っています。
事業化や投資家、ビジネスの成功者には様々な考えを持つ人がいると思いますが、成功者の中には夢や冒険に投資をして成功する者も数多くいると聞きます。
やりたいことや夢に投資し世の中にすばらしいサービスを提供することに成功した結果として報酬をいただけるという考えの投資家、実業家こそすばらしいと思っています。
私もそうありたいと思っています。今すぐに宇宙旅行ビジネスを成功させるには道は険しいかもしれませんが、この先どんどん宇宙事業は発展し、例えば今投資すれば10年以内には本当の宇宙旅行ビジネスが始まると思っています。
何よりも宇宙旅行という楽しいサービスを人々に提供したいという夢をもって投資したり、事業を目指す人が成功すると思います。
私は投資できる巨大な資産はないただのサラリーマンですが、自分の時間と能力と情熱を宇宙旅行へ投資して行きたいと思っています。

Manager Hirai
資金をどうやって得るのかは、解決しなければならない問題です。コリンズ教授もいつも頭を悩ましています。投資に非常に関係あることですが、投資を阻んでいる原因に政府の宇宙旅行拒否政策があります。

スタッフ Nereus
コリンズ教授の論文でも大きく取り上げられている問題ですね。論文を読むと今までの宇宙政策のひどさが良くわかります。一番の問題は「政府は宇宙旅行はいつでも始めることができたし将来は最大のビジネスになるだろう」との認識があるのに関わらず、宇宙旅行のために努力をしていないという点です。

スタッフ Zebra
本当にそうですよね。許せないです。順調に行けば今頃は宇宙ホテルくらいはできていたのではないかと思うと腹が立ちます。そしてその開発にかかる費用は、国家レベルでは大きなものではなく、現在の宇宙予算の数%でいいのですよ。「やりたくない。」としか思えませんようね。言っていて段々と腹が立ってきました!!!(怒)

Manager Hirai
まあまあおさえて、おさえて。

スタッフ Zebra

すいません。興奮してしまいました。

スタッフ Nereus
まあ、怒る気持はよくわかりますよ。ただ、国がやらないのだったら民間でやるしかない!という思いで民間が動き始めることが、最終的には国の政策も変えることになるかもしれないとも思っています。
最近はアメリカではNASAも大分変わってきたようですね。宇宙旅行を民間でやることを応援しています。X-PRIZEなどの民間での宇宙産業への高まりの効果によりNASAも時代の流れを感じたのではないでしょうか?

Manager Hirai

でも、日本の現状は本当に厳しいですよ。政府が宇宙旅行をなかなか始めようとしない。それが、どれだけ日本経済に貢献し、若者に希望を与えるか…。「宇宙旅行はあと30年後に始める」という記事を読んだことがあります。遅すぎます。すぐに始めないと、他の物価の安い国々が先に始め、日本の宇宙旅行のビジネスチャンスは消えてしまうでしょう。

スタッフ Zebra
だったら、政府に頼らないで民間でやればいいじゃないですか。アメリカでは政府に任せるのではなく自分たちで切り開こうとしています。その方がずっと現実的だと思います。SpaceShipOneの飛行前にバートルータンがすばらしい言葉を残しています。
「宇宙を飛ぶことへの鬱積した渇望には強烈なものがあるのは明らかだ。ただ夢見るだけではおさまらないのだ」「新興の民間宇宙ビジネスの起業家にはビジョンがある――私もその1人だ。われわれの子どもたちにはぜひ惑星まで行ってほしい。技術の飛躍的な進歩のためならリスクも厭わない」
「あの旧態依然とした仕事ぶりで10年単位のペースで宇宙開発を続けていくなら、われわれが新しい宇宙時代に向けて加速していくのを低速車線から眺めることになるだろう……今回は、(米国の)威信のためではなく、人々の夢を実現するための開発だ」
ルータン氏は、宇宙技術の開発が急ピッチで進む時代を予見している。そうなれば宇宙飛行のコストは下がり、一般人にも地球の周回軌道やさらに遠くの宇宙旅行ができるようになるだろう。「振り落とされるなよ――これからの25年は激動の道のりになるだろうから」

非常にすばらしい言葉で感動しましたし、これを聞いてますます燃えてきました。

スタッフ Nereus
この言葉は本当にすばらしいですよね。私も震えましたよ。特に「振り落とされるなよ――これからの25年は激動の道のりになるだろうから」というところが好きですねー。これからの25年間の激動の時代に向けに希望とわくわくする気持とやらなきゃという気持ちでいっぱいになりました。ベンチャーマインドがたっぷりの言葉です。

スタッフ Zebra
私は「新しい宇宙時代に向けて加速していくのを低速車線から眺めることになるだろう」というところが好きなんですよね。とってもかっこいい言葉だと思います。あのNASAに対して、このようなことが言えることがルータンの自信の表れで実現が早まる期待がふつふつと沸いてきますよ。まさに「政府に任していたらいつになるかわからないので俺たちがやる、横で見とけ!」と言っているように思えます。

Manager Hirai
民間でやることは非常に大事だと思いますが、法律など様々な問題もあるので政府の協力は絶対に必要ですよ。民間主導で政府が協力する形が一番いいでしょうね。とにかく、政府の宇宙旅行拒否政策だけはやめて頂きたいです。政策関係はこれ以上興奮すると困るので、これくらいにして次にいきたいと思います。

スタッフ Zebra

我々が考えている宇宙旅行は「The Space Tourism for everyone(誰もが行ける宇宙旅行)」ですが、これはまさに今の航空業界の延長のイメージです。今の海外旅行の行き先を宇宙と考えればいいだけですから。宇宙旅行実現のためには様々なことを考えなければいけませんが、宇宙空港、旅行、保険など、かなり大部分のものがそのまま、あるいは改良することで使用できると思います。これも宇宙旅行実現が早く実現できる要素ではないでしょうか?

スタッフ Nereus

そうですよね。何もないところから一から作り上げるのはものすごく大変ですが、航空産業のような50年の実績があるものを利用できるということはだいぶ楽にすると思います。そのためには航空産業との連携が絶対に必要です。日本でも以前に日本ロケット協会の「観光丸」の研究で航空産業と宇宙産業が協力した研究があります。これによると宇宙機開発においても航空産業ベースでかなり部分が利用できることが報告されています。

Manager Hirai
今でも、日本航空協会の中で航空宇宙輸送研究会が開催され、有人宇宙輸送の安全性検討や航空機パイロットに対するアンケート調査などが行われています。宇宙は空とつながっているのですから、宇宙旅行を航空産業の延長として考えるのは自然でしょうね。簡単に言ってしまえば高度100kmの空は「宇宙」なのですから。航空産業の経験など様々なものを活用することで宇宙旅行の実現はきっと早まるでしょう。

Manager Hirai
宇宙旅行の今についてメンバーで話してきましたが、みなさんにわかりやすく伝えられればうれしく思います。とにかく今、宇宙旅行の扉は開かれ実現に向けどんどん加速するだろうということ、そして航空産業をベースとすることにより実現は近いということです。そのためにはみなさんのニーズや投資などの協力が必要でそれが原動力になるのです。
今回は第1回目ということで特別のバージョンでお届けしましたが、今後はSF/Jコラムとして毎月、その月の出来事についてわかりやすくお伝えしていきたいと思っています。


一同
ありがとうございました。Let's come true The Space Tourism for everyone right now !!
                     
   by Space Future Japan

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