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宇宙旅行実現プロジェクト「宇宙丸」。準軌道への安全で、低価格な宇宙旅行を全ての方へ提供します。

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 Space Future Japan 特集 第2弾
スペースシップワン X PRIZE勝利
民間宇宙旅行時代の幕開け
<X PRIZE勝利の持つ真の偉大さ>



 <X PRIZE勝利の持つ真の偉大さの意味>

 

■スペースシップワンのX PRIZE勝利の意味。真の偉大さとは。

ついにスペースシップワンがANSARI X PRIZEを獲得し、賞金1000万ドルと世界的な名誉を手に入れた。

しかし、スペースシップワンの勝利の真の偉大さは、富や名声、まして賞金1000万ドルではない。

「安価」な開発コストで「完全再使用型」の宇宙機を開発したことにある。

よって、これはスペースシップワン1チームの勝利だけではない、X PRIZEの理想に賞賛し、安価な再使用型の宇宙機の開発を目指し、民間宇宙飛行を達成させる為に参加した全26チームすべて夢を実現させた、全チームにとっての勝利といわれるのだ。

民間の再利用型宇宙機の開発とその先の宇宙旅行事業の促進を目的に設立されたX PRIZEの理想が正しいものであったことを証明でもあるのだ。

それはほんの一瞬、地球という重力の井戸から顔を出し、外の世界を垣間見るだけの宇宙旅行かもしれない。
だが、その一瞬の宇宙旅行がこれから先に始まる、井戸の外の「宇宙」を目指した人類の冒険の始まりなのだ。

このX PRIZE勝利がもたらした真の歴史的偉大さの意味とは・・・・。

●有人宇宙機の開発を政府ではなく、民間資金により低予算で実現した。
数百億円もの高額な予算ではなく、民間レベルで投資可能な30億円以下で再使用型の宇宙機の開発が可能であることを示した。
今まで再使用型の宇宙機はできないのではなく、やろうと思えば今すぐにでも実現できることが証明された。

●完全な再使用型の安価な宇宙機の実現性を示した。
1回目の宇宙飛行から5日後の同じ宇宙船を使って完全な再使用で宇宙に行けることはこれまでの宇宙船では実現していなかったことである。
宇宙旅行事業として成功させる為に、航空機レベルのコストダウンと安全性を実現させる為に不可欠な要素である再使用型を実現させたことは、民間事業として宇宙機を使うことができることを示すものである。

●これからの宇宙旅行ビジネス、再使用型宇宙機開発促進への起爆剤となった。
今回の成功を受けて、多くの一般人や企業家、投資家が現実の実現可能な事業としてとらえ始めた。
スペースシップワンだけでなく、他の多くの民間宇宙機開発プロジェクトも脚光を浴び、宇宙旅行事業の実現は加速されていくことが予測される。
また、これにより、安価な輸送コストで宇宙へのアクセスを可能とする再使用型の宇宙機の開発が民間レベルで促進され、発展していくことが予測される。

 

X PRIZE創設者ディアマンデス氏らによるX PRIZE設立から実に九年。
一時は忘れ去れようとさえしていた、X PRIZEがついにその目的を実現させたのである。

ディアマンデス氏は会見でこう宣言した。
「ついに真の宇宙時代が幕を開けようとしている。
  プライベートスペーストラベル(民間人宇宙旅行)の革命となるだろう!」

これは、民間宇宙旅行事業が加速的に進んでいくことを予見させる言葉である。

連邦航空局(FAA)のブレ−カリ−氏もこうコメントしている。
「これ(SS1)はキティホークのような感じをうける。今日は最高の日だ。」

ライト兄弟が飛ばした人類初の飛行機 キティホークとスペースシップワンを重ねて、再使用型宇宙機が民間により開発され、飛行機のようにあっというまに発展していくことを予見させる言葉である。

バートルータン氏は特徴的なもみ上げヘアで会見に望んだ。
「今回の飛行は、全力でやった。
操縦方法を変更し、ブライアン氏はよくそれを達成してくれた。
今回の高度はX-15より2km以上も高い高度に達成した。
次のSpace Ship Twoではもっと安全で多くの乗客を乗せるようにするよ。」

次のスペースシップツーの開発とは?
スペースシップワンがX PRIZE ompetitionに挑戦する数日前にバートルータン氏、ポールアレン氏と英国ヴァージングループとの間で契約が交わされ、スペースシップワンを改良して本格的な宇宙旅行サービスを行うことが発表されていた。
約1億1千万ドルの開発費でスーペースシップワンを改良した5〜7人乗りの民間人宇宙旅行用宇宙船VSS(Virgin SpaceShip)エンタープライズを開発し、2007年から宇宙旅行事業を開始する為のVirgin Galactic(ヴァージン・ギャラクティック社)を設立したのだ。
一人当たりの旅行費用は20万ドル(約2200万円)近くに達する見込みだが、サービスが本格化すればどんどん費用を下げていくことだろう。
さらに、ブランソン氏は準軌道の先に軌道への宇宙旅行や宇宙ホテルの建造も視野に入れている。

また、すでに準軌道宇宙飛行ツアーを計画し、チケットの販売を始めていた米「Space Adventures」社も黙っていない。
同社では、1200万円からの準軌道宇宙旅行を計画していた。
ヴァージンギャラクティックの発表に先駆けて、新たにSPACEFLIGHT CLUBの設立を発表していた。
SPACEFLIGHT CLUBでは最先端の宇宙旅行情報や宇宙飛行訓練体験などでこれから始まる宇宙旅行への情熱をさらに熱くさせることを目的としている。

まさに、宇宙旅行事業は予想通りの、宇宙旅行事業は健全な「ビジネス競争」となろうとしている。
スペースシップワンだけでなく、多くの企業から様々な宇宙船の開発が本格的に始まっているのだ。
それはまさに、スピリット オブ セントルイスが実現した後に始まった、爆発的な飛行機開発競争の時代を彷彿とさせるものである。

米国、英国が宇宙旅行事業リードし、米経済の活性化を狙っている。
また、X PRIZEに参加したカナダなどの他の国も消してこれに遅れることなく逆転を狙っていることだろう。

そのとき、日本はどうするか?
日本はかつて、宇宙旅行事業の「研究」においては「世界唯一」と言われていた時代もあった。
日本の技術力は、決して世界に劣るものではなく、航空宇宙技術においても確かな技術をもったエンジニアは数多く存在する。
自動車などの産業を世界一に導いたのは日本企業にあったフロンティアスピリットだ。

今まさに世界で生まれようとしている宇宙旅行事業へ、技術大国の名を掲げてきた日本は参入することができるのだろうか?

答えは一つではない。なぜなら人々がめざすそこ(宇宙)は、国境もこれまでの慣例も無くすべての人に開かれた真のフロンティアとなっていくだろう。
日本における事業化は、日本単独での開発や日本企業ベンチャーの参加、国や政府によるプロジェクトの設立や支援、国際協力による方法まで、実に幅広い選択肢と方法がある。

今はアメリカ、そしてバートルータン率いるスペースシップワンが一歩リードしている感があるかもしれない。
しかし、X PRIZEの理念によるの真の勝者は「賞金を獲得する」ことではなく「民間宇宙旅行事業で成功したもの」である。
他のX PRIZE参加のチームや、X PRIZEに参加していなくとも宇宙旅行事業を別の手法や方法で実現しようとしているプロジェクトも数多く存在する。これからすべてのプロジェクトにまだまだ本当の勝者となるチャンスがあるのだ。

X PRIZEの勝利がもたらしたもの、それは真の巨大な宇宙産業時代の到来と、宇宙旅行事業レースの始まりなのである。

X PRIZEの次のステップ「X PRIZE CUP」へ


■現在進行中の宇宙旅行関連事業・プロジェクト

現在進行中の主な宇宙旅行実現プロジェクトや企業、団体を紹介する。
これらのプロジェクトはいつでも協力者、投資者、ボランティアを募集しており日本からの参加も待っている。
これらのプロジェクトについての詳細について興味のある方は、各プロジェクトのサイト又はSF/Jのこちらまでお問合せください。

Virgin Galactic
スペースシップワンの投資者ポール・アレン、設計者バート・ルータンと英国ヴァージングループのサー・リチャード・ブランソンが契約を交わし、約一億ドルの出資を決定。宇宙旅行会社 Virgin Galactic を設立した。
2007年からのサービス開始を目指し、一人当たりのチケット代は2000万ドルを予定している。

Space Adventures
世界最初の宇宙旅行専門会社。元NASAのエンジニアや宇宙飛行士などが参加して設立した。
世界初の宇宙旅行者デニス・チトー氏を国際宇宙ステーション(ISS)へ送るなどの実績がある。
また、早くからXCOR Aerospace社やThe C-21 Aerospace System社 が開発中の宇宙船などを予定した準軌道軌道旅行サービスの受付を開始し、1200万円の宇宙旅行チケットを販売している。
日本ではNTTトラベルサービス社が代理店を勤めている。
最近ではSPACEFLIGHT CLUBを発表し、会員に宇宙旅行情報やイベント情報を提供している。

SpaceDev/Dream Chaser
米宇宙開発会社のSpace Dev社とNASA Ames Research Centerの共同で160kmの高度を目指した宇宙機Dream Chaserの開発プロジェクト「Space Act Memorandum of Understanding 」を設立する。
SpaceDevは2015年には軌道へ宇宙旅行ビジネスを目指しおりそのビジョンの1つの段階として準軌道(sub-orbital)の宇宙機の開発を行っている。
Dream Chaserは垂直に打ち上げられ、滑空飛行で戻り通常の水平直陸をするように設計されている。

7 UP "First Free Ticket into Space"
ドリンクメーカーの7UPがX PRIZEと共同で行う宇宙旅行チケット懸賞のキャンペーン。
2005年より詳細は明らかになる。世界規模のキャンペーンとなる予定。
当選者はスペースシップワンの改良型に搭乗して、宇宙旅行を体験できる。
7UPはX PRIZEの公式スポンサーともなっており、宇宙旅行の実現に向けた活動を今後も積極的に行っていく。

Ascender Project
英国の弾道飛行宇宙機開発と宇宙旅行事業化プロジェクト。
リーダのDavid AsfordはBristol Space Planes 社のdirectorでDC-8,DC-10、コンコルドなど様々なプロジェクトの技術者またはプロジェクトマネージャとして活躍してきた人である。
コリンズ教授も本プロジェクトに協力し、推奨している。
水平式の有翼宇宙機で、現在の予定では離陸時は2Williams-Rolls FJ44ターボファンエンジンを用い、所定の高度に達するPatt&WhitneyRL10ロケットエンジン(液体酸素+酸化剤)に切り替わる。 このロケットはDC-Xなどにも用いられ1960年年代に技術が確立したエンジンであり、日本におけるLE-5ロケットエンジン(H2A)と同等の性能を有している。
X PRIZEにも参加した。

The da Vinci Project
カナダで進行中の宇宙旅行プロジェクト。ロックーン方式で気球から打ち上げる方式。
スポンサーにオンラインカジノのThe Golden Palace.com がついている。
カナダではアメリカに追いつけ追い越せで宇宙旅行実現プロジェクトが熱を帯びている。
X PRIZEにも参加し、ボランティア中心の超低予算(7で唯一、最後まで独走であったSS 1を追い詰めたが、飛行寸前で諸問題により延期になってしまった。
X PRIZEにも参加した。

Canadian Arrow
ドイツのV2ロケットをベースにした2段式ロケットで安価で確実な宇宙機の開発と宇宙旅行事業の成功を目指している。
チームリーダのGeoffrey Sheerinは大規模電装品の冷却設備、ロボット産業、フォト産業など大規模プロジェクト推進の実績がある産業デザイナーで宇宙機の技術にも精通している。
X PRIZEにも参加した。

The High Altitude Research Corporation, Inc (HARC)
米国アラバマ、ハンツビルで低価格の準軌道用ロケットの開発と宇宙旅行サービスの実現を目指している。
1つのハイブリッドエンジンと2つの液体ロケットエンジンをもつ宇宙機を開発中。
X PRIZEにも参加した。

Space Transport Corporation
米国ワシントン、フォークを拠点とし、Rubiconタイプのロケットで準軌道や軌道用有人ロケットの開発を目指している。
イギリスのSpacefleet, Ltd.が資金投資をしている。
宇宙旅行の事業家へ向けて垂直離陸式の宇宙船の開発をすすめている。
ルビコンは7つの固体ロケットエンジンを持った推進システム。
X PRIZEにも参加した。

ブラック・アルマジロ
垂直離陸式の有人ロケットの開発をめざしている。
代表のカーマック氏はパソコンネットワークシューティングゲームの草分け「DOOM」を作ったIT富豪。
このようなIT事業家が宇宙旅行事業を目指すケースが多い。
X PRIZEにも参加した。

XCOR
ハイブリッドロケットエンジンの開発やこれを用いた水平短段式(又は2段式)の宇宙船XERUSの開発を目指している。
エンジンには高い技術をもっている。
Space Adventures社などはこの宇宙機を用いた宇宙旅行サービスをことを予定している。
スペースシップワンについでもっとも実現の可能性が高い宇宙機として注目されている。X PRIZEには参加していない。

The C-21 Aerospace System 
ロシアで開発中の準軌道用宇宙機。短段の水平式で2週間以内の再使用が可能である。
Space Adventures社などはこの宇宙機を用いた宇宙旅行サービスをことを予定している。

Interorbital Systems
Nano とNeptune という2機の新しいロケットを開発している。
Nanoは軌道上に小型衛星を打ち上げるもので、Neptuneは最大8人の人を軌道に輸送することができるロケットである。
これにより、ビゲローが計画している宇宙ホテルへのお客の搬送用として軌道の宇宙旅行事業に参入することを目指している。

宇宙丸
パトリックコリンズ教授が日本で提案している、短段式の垂直離着陸型の宇宙機による弾道宇宙旅行プロジェクト。
ロケットエンジンは液体水素と酸化剤を用いた液体ロケットエンジン。
搭載人数4〜10人以上。
1990年代に行われた軌道用宇宙観光旅行プロジェクト「観光丸」を実現させる為の第一段階として、準軌道による宇宙旅行事業を提案している。

ビゲロー・エアロスペース
4年後に宇宙ホテルの建造を目指している。
NASAがが予算削減で断念した新素材の宇宙ステーション「トランスハブ」の開発権を取得し、これを元に宇宙ホテルの開発をすすめている。4年後の建造を目指している。

X PRIZE CUP
X PRIZE Foundationが主催している次の宇宙レース。
今後は宇宙船の性能やデザインを競って1年に1回程度賞金を賭けておこなわれることを予定している。

●America's Space Prize
軌道への宇宙乗客輸送機の開発に関して5000万ドルを贈る宇宙機開発コンテスト。
宇宙ホテルを建造しようとしているビゲローがホテルまでの安価な交通手段の開発を促進する為にNASAと共同で設立する。

Mojave Airport
モハーベ空港は、スペースシップワンの勝利のフライトが行われた空港である。
この空港の周りには多くの民間宇宙船プロジェクトが工場を構えている。
そして、モハーベ空港はそれらの宇宙機のためのSpacePortとなることを計画している。

Space Future
パトリック・コリンズ教授が活動する英国の宇宙旅行事業研究とコンサルティング企業による新宇宙産業コンサルティング・プロジェクト。
Collins教授の教え子の一人、コンピューターと宇宙工学のスペシャリスト Peter Wainright氏らが運営している。
ISFA(International Space Future Allinace)の主催プロジェクト。

STSJ
米宇宙旅行協会の日本NPO団体The Space Tourism Society Japan .
日本の青少年のために宇宙旅行への興味と関心を促進させるべく、カリフォルニアなどの宇宙関連施設の見学ツアーなどを企画している。

2004年10月現在

■メニュー
イントロダクション(9.29 and 10.4 X Prize competiton)
X PRIZE勝利の持つ真の偉大さの意味
当時のニュース記事
X PRIZE スペースシップワン フライトの模様の動画
コラム 「スペースシップワンとANSARI X PRIZEの歴史的意義」(Prof. Patrick Collins)
論文 「X PRIZE後の宇宙観光旅行サービスの為の制度制定」(X PRIZE創設者 Dr. Peter H Diamandis と Prof. Patrick Collinsの共著)
X PRIZE代表 DR.Peter H Diamandis氏からのメッセージ

寄稿 「スペースシップワンの成功」(STSJ 代表 五月女氏)

コラム「祝 ANSARI X PRIZE」(SF/J)
次のステップ X PRIZE CUP へ
X PRIZE のルール概要
X PRIZE参加26チームの紹介
用語解説
X PRIZE特集第1弾へ

 

 
 
   
 

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