2004/07/26 (月)

Space Ship OneがX PRIZE本番挑戦!

6月21日に歴史的な、民間初の有人宇宙飛行を達成した、スペースシップワンのスケールドコンポジット社がX PRIZE賞金獲得に向けて本番のチャレンジを9月29日に行うと発表した。
さらに、2週間以内にもう一度再利用で宇宙へ行くことが優勝条件となっているため、10月13日までに2回目の飛行も行うこととなる。
また、3人のりで到達することも条件の一つのため、前回はパイロットのマイク・メルビル氏だけであったが、今回は他に2人の人が乗り込む可能性がある。
スペースシップワンの設計者であるルータン氏はマイクロソフトの創始者の一人であるポールアレン氏から2000万ドルの出資を受けて設計した。ルータン氏は、無補給による世界1周なしとげたことでも有名な、斬新なアイデアと独創的な設計で知られる天才エンジニアである。
ルータン氏によると、9月29日以降の2度目の飛行を旧ソビエトが世界で始めて人工衛星スプートニクを打ち上げた10月4日に行う可能性を示し、ロマンチックな運命の巡り会わせを感じるという。

今回の発表では、XPRIZEチャレンジの別のチームの一つである、 カナダのトロントで『 ダ・ビンチ・プロジェクト』を率いるブライアン・フィーニー氏も ワイルド・ファイアーの公開を8月5日に行うと発表した。

フィーニー氏のダ・ビンチチームはX PRIZE優勝候補のスペースシップワンと唯一互角に張り合えるチームとされてきたが、今回の発表では差がつけられているように感じる。
しかし、フィニー氏は秋にはこの宇宙船を飛行させる準備があることを明らかにし、十分に逆転の可能性があることを示した。

関連サイト

Tier One Privete Manned Space Program
民間開発の宇宙船『スペースシップワン』、打ち上げ日を正式発表
ANSARI X PRIZE
http://www.davinciproject.com

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X-Prize 特集