2004/12/10 (金)

FAAライセンスへ規定のガイドラインの枠組み

個人利用の宇宙旅行事業の立ち上げを目指した企業が、実現に向けて動く中、現在最も大きな問題の一つとしてFAAライセンスや規定の問題が立ちはだかっていることをお伝えしてきました。

FAA/ASTでは、特定の規則やガイドラインでどうのように法律の改正を実行するのかを検討している。
民間宇宙機に対して、規制を緩和あるいは新しい契約でのカテゴリ制定に向けた枠組み作り推進する動きがあり、これに関連した法律の案が議会に提出されようとしている。

この新しいFAAの規則の制定を強く推進しているCharles Lurio氏はこの案について次のようなコメントを発表した。

「今回提案された法律案はまだまだ完全なものでありません。
しかし、これらは1970年代のコンピューター革命と同じくらいの民間宇宙旅行革命をもたらす重要な役割をになう可能性があります。
これらの法律の動向を投資家、デザイナー、およびエンジニアたちは、注目していくことを望んでいます。」

アメリカで検討されているこれら新しい航空法や法律については、SF/Jで情報の入手と翻訳を進めています。
情報が整い次第、公開する予定です。
これらの法案は基本的に、コリンズ教授とディアマンデス教授との共著による論文で提案されている内容に近い形となるでしょう。
すなわち、リスクを受け入れたお客のみが利用可能とする枠を設けるというものです。
但しどれだけのリスクがその宇宙機にあり、そのサービスによってどれだけのリターンがあるものなのか、正しく説明をすることを義務づけるというものです。

バートルータン氏も自身の講演会の中で、このような航空の新しいスタイルの証明手順が、責任訴訟(何らかの事故などが起こった場合)に対して極めてよいディフェンスとなるだろうとコメントしている。

これらの規則枠の目的は、新しい宇宙機を開発し、これを用いた民間の宇宙事業の発展を促進することです。

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