2005/02/10 (木)

ファルコンI スペースシャトル並みの再利用性能か

環境試験と構造試験の結果によりファルコンがスペースシャトルと同等以上の再利用可能な性能を有することが証明されているとスペースX社はコメントした。


スペースX社で開発中の民間ロケットファルコンIの為のエンジン「マーリン-1A」の開発が完了に近づいている。

状況について以下のように発表されている。

マーリン1Aの上のピントルが、予定した混合効率を達成できず、ISPのターゲットから6秒(目標310秒に対して304秒)外れることになった。
そこで推進力を僅かにあげる調整を行った。
Kestrelは圧力が2(期待値325に対して、327)超えた。
ファルコンIは構造試験もほぼ完了している。
構造体やや第一タンクの熱サイクル試験も順調にクリアした。
対地風洞試験では、垂直に打ちあがる際の空圧や風に十分であることを確認した。
最大仰角と最大Qの模擬試験では限界上で23%の安全許容率を達成した。
航空電子機器への試験は熱サイクル、振動、ショック、加速、および塩を含んだ霧への耐性テストを含みすべて終了している。
残りは第一段目の最大のG負荷の振動試験だけとなっている。

民間再使用型の軌道向け有人宇宙船「ファルコン」の開発にも目が離せません!
準軌道を介さずに一足飛びに軌道を目指すチャレンジに大きな期待をしています。

画像はスペースX社のHPより

関連サイト
スペースX社