2005/02/15 (火)

商用準軌道宇宙旅行ビジネス為のFAAガイドライン発表

米国では本格的な商用宇宙飛行ビジネスへ向けての新しいガイドラインが制定されようとしている。このほど、米FAAでは商用準軌道宇宙旅行に向けてのガイドラインのドラフト発表した。


これらは、準軌道宇宙機の操縦や、乗員、さらに医療の問題など多岐に渡っている。
ガイドラインの内容は以下のFAA Associate Administrator for Commercial Space Transportation (AST) サイトにてダウンロードできる。

商用準軌道宇宙機の為の操縦ガイドライン(バージョン1.0)
商用準軌道宇宙旅行の為の乗員ガイドライン(バージョン1.0)
商用準軌道宇宙旅行のための医療ガイドライン(バージョン1.0)

これらの内容はコリンズ教授らが20年以上に渡って提案してきたことが随所に生かされているすばらしいものである。

このように米国では本格的な商用宇宙産業到来の為に制度の面から政府が後押しを始めている。

日本における商用宇宙飛行が始まる際には、日本のFAAに当たるJAAが同様の制度やガイドラインを制定すると考えられるが、
他の航空制度とほぼ同様に米FAAのこれら内容がJAAでも適用されることになるだろう。

関連サイト
ASTの公式サイト