中国の実業家がSpace Adventures社と提携したHong Kong Space
Tourism Co（香港宇宙旅行有限公司）に準軌道宇宙旅行を申し込ん
だ。申込料は100万元（約1300万円）で2006年に飛行を予定している。
この企業家は、香港に隣接する広東省シンセン在住で、名前は公表されていない。実業家は宇宙旅行についてこのように述べている。「お金で夢を実現するのは難しいが、このような形で実現できるなら、私は喜んで100万元を使いたい」
Hong Kong Space Tourism社は先月27日アメリカヴァージニア州のSpace Adventures社と協力協定を正式に結んだ。 Hong Kong Space Tourism社のJiang Fang社長は、「最初のプロジェクトには20人の中国人申込者が参加しており、16日間、地上での無重力のシミュレーション・トレーニングや軍用機での飛行体験などを行う予定だ。」と述べている。5月にはアメリカに赴く予定だという。地球低軌道への宇宙旅行の申し込みも受け付けている。
中国では2003年の有人宇宙飛行計画「神舟５号」の打ち上げに成功したことで、宇宙ブームが巻き起こっている。神舟６号の打ち上げは最も早ければ今年の9月になると発表されており、２人の宇宙飛行士が乗船し、飛行期間は５日間とされている。神舟７号もすでに宇宙飛行計画として立てられており、2010年に打ち上げ、船外活動、宇宙遊泳、長時間航行、短期型実験モジュール運用などが計画されている。
宇宙への関心が高まっている上、大富豪も増えており、宇宙旅行の潜在需要は大きいと思われる。
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