2005/05/15 (日)

スペースアドベンチャーズが日本事務所を正式オープン

11日、スペースステーションへの宇宙旅行サービスの提供で知られている米ヴァージニア州のスペースアドベンチャーズ社が日本事務所を東京に正式にオープンし、日本語のホームページも公開された。

スペースアドベンチャーズ社が提供する宇宙旅行サービスには国際宇宙ステーションに1週間滞在する軌道宇宙旅行と90分間の準軌道宇宙旅行があり、それぞれの費用は2000万ドル(約21億円)と10万2000ドル(約1100万円)だ。
世界初の宇宙旅行者デニス・チトー氏はこの軌道宇宙旅行サービスを利用しており、アフリカ人初の宇宙旅行者マーク・シャトルワース氏も同社のサービスを利用して宇宙への旅行を行った。
さらにエリック・アンダーソン社長兼最高経営責任者は「数週間のうちに『日本初の宇宙旅行者』をご紹介することを心待ちにしています。」と語っている。

一方の準軌道宇宙旅行サービスにおいても、日本人7人が予約済みで、世界中の希望者からの申し込み金の合計金額は200万ドル(2.2 億円)に達しているという。
準軌道宇宙飛行の開始予定は2007年から2008年で、ロシアのサブオービタルコーポレーションが開発しているるC-21、またはアメリカのXCOR社が開発しているXerusが旅客機として使用される予定だ。

日本事務所ゼネラルマネジャーの横山龍宏氏は「前職で2001年から、この宇宙旅行スペースアドベンチャーズの日本代理店として仕事をしてまいりましたが、「新大航海時代」の開幕となるよう、いよいよ本格的に「夢の実現」に取り組んでまいります。」と同社ホームページ上で意気込みを語った。



※写真はSpace Adventures社のHPより


関連サイト
Space Adventures日本語ホームページ

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