2005/09/20 (火)

アポロ計画再び 一般向け月宇宙旅行への扉となるか

米航空宇宙局(NASA)は十九日、ブッシュ大統領が
新宇宙政策としている月の有人宇宙探査計画の詳細を発表した。


二〇一八年に予定している月探査では、四人の飛行士が七日間、月に滞在する。
さらに長期の月面滞在を可能にするための月基地開発に着手する。
月面の有人探査は、一九七二年十二月のアポロ17号以来四十六年ぶりになる。
50年経ち、多くの技術が当時よりも飛躍的に進歩している。
当時月へ送ったコンピュータやシステムの半万倍もの性能のコンピュータが低価格で実現できる現在、過去とは違う本格的な月開発のスタートとなり、民間人が月ホテルへ観光旅行へ行くためのきっかけとなる開発となっていくことをSF/Jでは期待している。

有人探査船(CEV)を搭載する小型2段ロケットと、月着陸船を搭載する大型物資輸送ロケットを別々に打ち上げ、宇宙空間で両者をドッキングさせて月を目指す。

NASAによれば、新しい宇宙船開発には、一千四十億ドル(約十一兆六千億円)を必要とする見通し。

スペースアドベンチャーズ社からはロシアの宇宙船を利用した月周回宇宙旅行が100億円で10月1日より発売されるが、今後の宇宙旅行は月へ向けたビジネス実現も夢ではなくなるだろう。