2005/12/12 (月)

バージンギャラクティックの宇宙空港をニューメキシコに

英国リチャードブランソン氏が率いるヴァージングループの
バージンギャラクティック社は宇宙旅行の拠点を
米ニューメキシコ州にすると発表した。


英ヴァージン・グループのリチャード・ブランソン会長は、ヴァージン・ギャラクティックの宇宙空港に、X PRIZE CUPでもおなじみとなったニューメキシコを使うという。
詳細は、12月14日の記者会見で発表される。
ヴァージン・ギャラクティックは、初フライトは2008年を目標に、旅行代金は1人当たり20万ドル(約2400万円)として売り出し中である。
その価格はスペーアドベンチャーズ社よりも高いが、スペースシップワンの後継機スペースシップツーを用いるとしている。
これまで、開発できたら購入するが、スペースシップツーへの開発には一銭も資金援助をしないとしてきたリチャード氏と開発者のバートルータン氏の間で交渉が難航してきたが、ここにきてやはりバージョングループがスペースシップツーの開発費までを負担する必要があるという見解になってきている。
航空会社が航空機の開発そのものに出資をすると言うケースは近年では稀であるが、航空界の創世記には起こりえたことでもある。

ここにきて一気にバージョングループが宇宙船と空港の両方に出資して突破口を開くことになるのか?
それともスペースアドベンチャーズ社による実現が先か?
潜在価値200兆円市場と言われる宇宙観光事業ビジネスの宝の山を最初に掴むのは果たしてどのプロジェクトになるのだろうか?

関連サイト
バージョンギャラクティック