2004/10/05 (火)

スペースシップワン X PRIZE勝利に寄せる言葉

10月4日 スペースシップワンのANSARI X PRIZEの勝利インタビューにディアマンデス氏ら関係者は次のようなコメントをした。


・Brian Binnie ブライアン・ビニー(10月4日のスペースシップワンのパイロット)
「宇宙はファンタジックな光景だった。
 宇宙はファンタジックな感覚だった。
 そこには自由と驚きの感覚があった。それがどんな感覚なのか知りたいのなら、あなたたちはみんなこれを経験するべきだ。」

・Paul Allen ポール・アレン(スペースシップワンの出資者、マイクロソフトの創設者の一人)
「後数年で全ての人が行くことができる宇宙観光は実現し、驚くべき時代となります。
その時を私はとても楽しみにしています。
きっとみなさんはすぐにでも宇宙に行ける事でしょう。」

・Peter Diamandis ピーター・ディアマンデス (X PRIZEの創設者)
「私たちが40年後ここに最終的にあるものは、プライベート宇宙飛行革命の始まりである。」

・Marion Blakey マリオン・ブレイキー(米NASAの代表)
「これは本当の輸送のフロンティアだ。
Kitty Hawk(キティー・ホーク)のようなものを持たなければならいないと少し感じます。」

・John Spencer ジョン・スペンサー(Space Tourism Societyの代表)
「これは人類のための大事件である。」

・Burt Rutan バート・ルータン(スペースシップワンの設計者)
「私の発案を私のチームのためにScaled Compositesが組み上げてくれた。
私はこのチームをとても誇りに思っている。」


宇宙に賭ける冒険者たちに心からエールを送りたい。

祝!スペースシップワン X PRIZE勝利!

Congratulations!
本日、ついにスペースシップワンが2回目の飛行を成功させ高度112km以上を達成、ANSARI X PRIZE 勝利を手に入れた!


高度100kmの2回の宇宙飛行を完全再利用と低価格で実現させ、民間による新しい宇宙時代を切り開き、世界中への名誉とANSARI X PRIZE 1000万ドルを手に入れた。

到達高度記録は目標である337,500feet(100km)を3万フィート(12km)も超える368,000 feet(112.2)kmとなった。
長きにわたったX PRIZEコンテストはここに一つの区切りを迎えた。

X PRIZE主催者ピーターディアマンデス氏、SS1設計者バートルータン
マイクメルビル氏、出資者ポールアレン氏、今回のパイロット ブライアン氏などが次々と取材とインタビューに応じた。
SS1を利用した宇宙旅行事業の開始を発表したヴァージン社のブランソン氏も会見している。

ルータン氏の言葉(日本語意訳、要約)
「今回の飛行はこれまでで最高の飛行で完璧だった。
今回の高度記録は予定通り高度110kmを上回った。
1960年代のX-15の記録を速度では負けてたが、高度は1万3千フィート(3.962km)も上回る記録だ。
ヴァージンによる本格的な宇宙旅行の時はもっともっと安全なものにするよ。
今回の勝利はX PRIZE参加すべての人の勝利だ。
民間宇宙時代がはじまった。」

ピーターディアマンデス氏の言葉(日本語意訳、要約)
「これからは民間による宇宙時代です。
あなたの宇宙への夢は叶えることができます。
さあ、あなたも宇宙へチャレンジしよう!」

公式の記録発表とSS1の優勝の発表は現地時間の10:30(日本時間 10/5 2:30)以降を予定されている。

事故無く今回の飛行が成功し、真の民間宇宙事業時代が幕を開けたことをここに賞賛し、X PRIZEと共に喜びを分かち合いたい。

関連サイト
space.com

スペースシップワン 無事 着陸!!

7:13 (0:13JST) TOUCHDOWN!
スペースシップワン 無事着陸!!
非常にスムーズで完璧な着陸!
懸念されていたロール制御の問題もありませんでした。
ルータン氏やメルビル氏の言ったとおり、システムの異常ではなかったようです。

空港は大変な歓声に包まれています。
無事な着陸までがX PRIZEなので、これでXPRIZE勝利条件は揃いました。
1000万ドルは確定です!

勝利を祝うSS1を見守った3機、ホワイトナイト、スペースチェイサー、T-31の編隊飛行。

今回、メルビル氏はホワイトナイトに乗っていた。

多くの観客の歓声に包まれる。
このあと、セレモニーが行われる予定。

ついに、宇宙時代の幕開け。

無事に成功したことを心よりお祝い申し上げます。

純粋にただただ感動です。宇宙時代は確実に来ます。

今日の感想をぜひ、SF/Jにお寄せください。
感動の今日のメッセージを紹介させていただきます。

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スペースシップワン帰還!

7:09(0:09JST) スペースシップワン 2機の監察機に見守られながら帰還中。

今回2つのシートに乗客はなし。
乗客は次回、3回目の飛行で乗ることとなっている。

脚がでました!まもなく着陸です!

スペースシップワン分離!

現地時間7:49(日本時間 10/4 23:49)スペースシップワンがホワイトナイトより分離した。
ハイブリッドロケットが点火し、漆黒の宇宙を目指す。

7:33 高度43,500 フィート到達
7:49 スペースシップワンドロップ エンジンスタート
7:50 スペースシップワンに分離,点火
7:51 エンジン停止
7:53 高度100km 到達!!
高度368,000 feetに到達!

懸念されたロールの問題もなし。

X PRIZE WIN!! をルータンは宣言!

絶えない拍手と歓声

宇宙時代が幕を開けた。

本サイトで予告していた日本時間の予定よりも早く、
分離を見逃してしまった方、申し訳けありません。

ホワイトナイト 離陸!

TAKEOFF!!
現地時間 6:49AM(日本時間 22:49ごろ)ホワイトナイトがスペースシップワンを抱いてカリフォルニア モハーベ空港を離陸した。

順調に行けば、約1時間後の現地時間8:00ごろ(日本時間 10/5 0:00ごろ)にスペースシップワンのハイブリッド・ロケットエンジンが点火し、ホワイトナイトより分離される。
そして、約80秒間ロケットエンジンを噴射し、高度100kmに到達する。

その後、翼を折りたたむというSS1独特のモードに変形し減速、現地時間8:30(日本時間 10/5 0:30ごろ)にモハーベ空港に着陸する予定。

SS1の記録とX PRIZE優勝の正式発表は現地時間の10:30(日本時間 10/5 2:30)を予定されている。


ちょっと早めに離陸したのでスペースシップワン分離も早まるかもしれません。

WEBCASTの重い人はNASA TVをごらんください
http://www.nasa.gov/multimedia/nasatv/SpaceShipOne.html

まもなく分離です。

今回のパイロットBinnie氏は12月に離陸テストを行ったパイロット。

X2 予定通り開催

新しい情報が入り次第、お伝えしていきます。
本日 10月4日 予定通りスペースシップワン X PRIZE優勝を
決める2回目の宇宙飛行挑戦「X2」が行われる。

今回のスペースシップワンのパイロットが変更されました!
今回のパイロットは Brian Binnie 氏の模様です!
初めてのメルビル以外のパイロットです。

WEBCASTでWEBライブ中継が始まりました!
http://www.xprize.org/webcast/

スペースシップワンを運ぶホワイトナイトの離陸は現地時間 7:00AM(日本時間 11時ごろ)の予定。

空港には既に関係者や多くのサポーター、報道陣などが詰め掛けている。

6:00(22:00JST) 現在、天候は晴れ、視界は良好、日の出まであと1時間

6:30(22:30 JST) 美しい日の出を迎えた。ホワイトナイトが空港に入ってきた。