2005/12/09 (金)

Falcon1の打ち上げ日決定

延期になっていたイーロンマスク率いるスペースX社の完全再使用型軌道周回向けロケット「Falcon1」の打ち上げが12月20日決定したと発表された。

Falcon1は完全民間資本で作られた再使用型のロケットで、打ち上げコストをこれまでの政府主体で作られたロケット(ソユーズなどの)の20分の1以下に削減することが可能であると言われている。

Falcon1は完全再使用型のロケットエンジン「マーリン」を1つ搭載し、約200kgのペイロードを低軌道周回まで打ち上げることが可能である。
今回の実験が成功すれば、マーリンを4機搭載したFalcon4を開発し、これにより2トンのペイロードを低軌道周回まで打ち上げることを可能にする。

Falconが成功すれば、世界初の安価な再使用型ロケットによるビジネスが本格化することになる。
イーロンマスクはこのFalconを宇宙旅行ビジネスや安価な衛星打ち上げビジネスなどさまざまな用途に用いられることでベンチャー企業による宇宙ビジネス競争のトップに踊り出ることを狙っている。



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